画家の生活と葛藤 | 寺野彬秀

 画家に向いているのは、「描かずにはいられない人」。孤独に耐えられ、自分の世界を大事にできることが大切だ。成功するのは一握りで、お金にはならないことが多いが、それでも描き続けられる人が画家として生きていける。失敗を気にせず、貧乏を覚悟できる人に向いている。結局、画家とは「好きだからやるしかない」職業なのだ。

正直、売れない画家としては、この話を書いていて「自分は本当に画家に向いているのか?」と何度も考えさせられた。確かに、僕は「描かずにはいられない」タイプだし、孤独も平気だ。でも、お金がないのはキツイ。貯金がどんどん減っていく中で、「このまま続けていいのか?」という不安は常につきまとう。

絵を描くことは楽しい。でも、それだけじゃ生きていけない。だからといって、絵をやめてしまったら、僕は僕じゃなくなる気がする。この矛盾を抱えながら、今日も筆を握るしかないのが現実だ。

それでも、絵を描くことをやめないのは、「自分の世界を形にする喜び」があるからだろう。たとえ誰にも認められなくても、自分だけは自分の絵を好きでいたい。そんな思いで、僕はこれからも描き続けるつもりだ。

…まあ、できればそろそろ画家だけの仕事で生活したいけどね。

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