プロの画家が教える!挫折しそうなときの乗り越え方 | 寺野彬秀

絵を描くのが辛くなったとき、それはゴールではなく次への入り口かもしれません。まず自分が挫折していると認め、原因を客観的に見極めることで改善策が浮かぶことがあります。値段や展示方法を変えたり、小さな行動目標を設けて成功体験を積むと、少しずつモチベーションを取り戻せるでしょう。また、周囲の評価に振り回されるより、“自分はなぜ描きたいのか”を思い出すことが大切です。ときにはあえて筆を置き、休む勇気も必要で、その間に広がった視野から新たなアイデアが生まれる場合もあります。多くのアーティストが味わうスランプは、乗り越えるたびに表現を深めるチャンスになり、外部の意見や仲間の視点を取り入れると意外な突破口が見つかることも珍しくありません。自分の原点を振り返り、描き始めた頃の熱意や感動をもう一度思い出してみると、不思議と筆を握りたくなる瞬間が訪れるものです。焦らず、自分なりのペースを大切にしてください。挫折は道を閉ざすものではなく、より高い表現へ進むための貴重なきっかけになるはずです。

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