絵が下手でも大丈夫!続けることで見える景色がある | 寺野彬秀

 こんにちは。絵が下手だと感じると、つい「もう描くのをやめよう」と思ってしまいがちですよね。でも実は、“下手だからこそできる表現”や“下手な状態からこそ感じられる成長の喜び”は、絵を描くうえで大きな魅力になり得ます。たとえ線が歪んでいたり色塗りが拙くても、独特の味わいや勢いを感じる方は意外と多いものです。

大切なのは、自分の絵を上手い・下手だけで評価しきらないこと。好きだからこそ描き続けようと工夫したり、新しい技法や学びを取り入れたりしているうちに、自分でも驚くくらい変化していく瞬間が訪れます。さらに、下手だと思うポイントがきっかけとなり、デッサンの練習や色彩の勉強を始めるなど、新しい可能性に触れる機会も増えるでしょう。

比べすぎて落ち込むより、周りの作品を参考に「こんな表現があるのか」と学びの材料にすると、絵を描く意欲がわきやすくなります。また、今しか出せない“初々しさ”や“荒削りな自由さ”は、後から見返すと意外なほど魅力的に映るもの。ぜひ「下手だし…」と遠慮せず、自由に筆を動かし続けてみてください。きっと思わぬ発見や自分らしい味わいが育ち、いつの間にか大きく成長しているはずです。

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