イラストと絵画、どっちを描くべき?それぞれの魅力 | 寺野彬秀

 イラストはキャラクターや商品などをわかりやすく魅せる“実用性”が強みで、デジタルの技法も多彩なため初心者でも取り組みやすい反面、絵画は作者の思想や感情を深く表現する“芸術性”が魅力といえます。イラストはデザイン的思考やストーリー性が重視され、絵画はキャンバスや紙を用いながら独自の美意識や抽象表現を追求できるのが特徴です。どちらを選ぶかは「何を描きたいのか」「どんな方法で伝えたいのか」によって異なりますが、両方を行き来しながらスキルを高め合うアーティストも珍しくありません。仕事にする場合は、イラストは書籍やゲームなど商業案件が豊富な一方、絵画はギャラリーや展示で作品を販売する道が主流です。しかし大切なのは、最終的に“自分の描きたいもの”に素直になること。まずはいろいろ試し、自分が心から楽しいと思えるスタイルを見つけてみてください。

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